中村学園のアクティブ(旧進学)、以前の感覚で選ばない。

こんにちは!福岡進学塾、塾長の平木です!

中村学園高校を受験先に考えている中学生と保護者の方に、今回は知っておいてほしいことがあります。

女子校時代の印象のまま、今の中村学園の受験を考えないでほしい。

ということです。

「以前は、このくらいの成績で合格していた」
「アカデミックは難しくても、アクティブ(旧進学)なら大丈夫だろう」

そんな感覚で受験校を決めようとしているなら、一度立ち止まって考えてほしいと思います。

共学化で受験する人数が変わり、来春は募集人数も変わります。

学校名を知っていることと、今の入試を知っていることは、同じではありません。

共学化で、受験する人数が大きく変わりました

中村学園女子高校は、2026年4月から男女共学の「中村学園高校」になりました。

その変化は、受験者数にも表れています。

女子校として最後の入試だった2025年度は、専願・前期・後期を合計した受験者数が延べ490人。

共学初年度の2026年度は、延べ1,292人でした。

約2.6倍です。

※同じ生徒が別の日程で再受験した場合も、それぞれ数えた延べ人数です。

入学者も増え、2026年春には615人が高校へ入学しました。新入生のクラス数も、前年の9クラスから17クラスに増えています。

「女子校が共学になった」という、名前や制服だけの変化ではありません。

受験する人も、入学する人も、大きく変わった学校なのです。

だから、以前の合格例だけを頼りに、今の合格可能性を判断することはできません。

さらに、2027年度はアクティブの募集が40人減ります

ここが、来春の受験で特に見ておきたいところです。

2026年度と2027年度の募集人数を比べると、次のようになります。

募集区分 2026年度 2027年度
アカデミックA 40人 40人
アカデミックB 120人 120人
アクティブ(旧進学) 270人 230人
全体 430人 390人

学校全体で40人減りますが、その減少分はアクティブの募集枠です。

270人から230人へ。

アクティブの募集人数は、約15%減ることになります。

共学化で受験者が増えた一方で、次の入試では募集枠が小さくなる。

この二つを、分けずに考える必要があります。

なお、2026年度に実際に入学した615人と、募集人数430人は別の数字です。募集人数と最終的な入学者数は一致するとは限りません。

ですから、「今年は600人以上入学したのだから、来年もそれくらい入れるだろう」と考えることもできません。

アクティブも、合格ラインが上がることを見込んで準備する

こうした変化を踏まえて、私は、2027年度のアクティブは、合格ラインの大幅な上昇も見込んで準備すべきだと考えています。

来春の受験者数や学力層によって実際の難しさは変わりますが、少なくとも、前年と同じ感覚で合格を見込むことはしません。

さらに、アクティブの入試を考えるときには、もう一つ知っておきたい仕組みがあります。

中村学園には、第一希望のクラスに届かなかった場合でも、別のクラスの合格基準を満たしていれば、そのクラスで合格となる「転クラス合格」があります。

例えば、アカデミックAを第一希望として受験し、アクティブで合格する場合もあるということです。

つまり、アクティブは、最初からアクティブを第一希望にした生徒だけが合格する枠ではありません。

そのうえで、来春は募集が40人減ります。

「アクティブという名前だから入りやすい」

ではなく、どのような受験生が集まり、どれだけの募集枠があるのかまで見て考える必要があります。

公立が第一志望なら、私立の合格可能性も慎重に考える

では、中村学園を目指すのはやめた方がよいのでしょうか?

私は、そういう話をしたいわけではありません。

本人が「どうしても中村学園に行きたい」と思っているなら、その気持ちは大切にしたい。

難しい挑戦になることを理解したうえで、それでも目指したいのであれば、合格へ向けて何を積み重ねるかを一緒に考えたいと思っています。

一方で、公立高校が第一志望の場合は、私立高校をどう選ぶかも慎重に考える必要があります。

例えば、

「第一志望の公立高校が不合格だった場合は、中村学園へ進学しよう」

という受験計画です。

そのつもりで受験するなら、中村学園に合格できる見通しがあるかを、しっかり確認しておかなければなりません。

公立高校も今の学力では厳しい。中村学園も、かなり頑張らなければ合格が難しい。

その状態で、「私立は中村学園を受けるから、進学先は大丈夫」とは考えられないのです。

「中村学園に行きたいから、難しくても挑戦する」のか。

「公立高校が不合格だったときの進学先として、中村学園を考えている」のか。

同じ高校を受験する場合でも、ここは分けて考えてほしいと思います。

後者であれば、以前の合格例ではなく、最近の模試や過去問の出来、今年の募集状況を見て、必要に応じて私立の受験校や受験計画を見直すことも大切です。

受験する学校を決めたことと、進学できる学校を確保したことは違います。

本人の希望を大切にしながら、どのような結果になっても次に進める受験計画を考えておきましょう。

過去の合格例より、今の自分と今年の入試を見る

「先輩がこの成績で受かった」

それは、参考になる情報です。

でも、その先輩が受験した年と、自分が受験する年では、募集人数も受験者の集まり方も違います。

今回の中村学園は、まさにそこを考える必要がある学校です。

まずは、最近の模試と過去問を見て、今の自分がどこで点数を落としているのかを確かめる。

解けるはずの問題を落としているのか。まだ理解できていない単元があるのか。

そして、受験する日までに何を変えるかを決める。

行きたい学校だからこそ、受験の見通しを甘くせず、合格に必要な準備をしてほしいのです。

学校名が同じでも、受験の条件まで同じとは限りません。

中村学園のアクティブを考えている人は、以前の印象ではなく、今の数字と自分の学力を見て、受験計画を立てていきましょう。

福岡進学塾も、本人の希望を大切にしながら、合格に向けて本気で向き合っていきます☆


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